患者さまからの質問で、お知り合いの方がということでした。
実際ありえます。
当院にもそのような受傷原因で来院されている方がいらっしゃいます。
いわゆる「亜急性外傷」というものです。
亜急性外傷とは、何かしらの微細な外力が体に蓄積して
ある日突然痛みが発症するケガの事を言います。
筋肉とじん帯は、それらが持つ強度よりも大きな力がかかると
損傷するわけですが、
その強度には個人差があり、自分たちが想像もつかない小さな力が作用することで、
筋肉やじん帯が傷つき、損傷することは臨床上あることなんです。
またこのような状況で骨が損傷した場合は、皆さんもなじみがあると思います。
「疲労骨折」と言います。
疲労骨折も亜急性外傷の中の一疾患ととらえることができます。
当院にいらした方であれば、
必ず説明がありますので、ご理解いただけるでしょうが、
亜急性外傷は、どこまでもケガしている状態ですから、
やってはならない養生法が3つありましたね。
筋損傷時の3悪と呼んでます。
まずはそれを積極的にしないことが大切です。
また当院では、皆さんの身体の状態がケガなのか単なる疲労や老化が原因なのか
どういった状況にあるのか判断するため
圧痛、可動痛、動作痛、腫脹、熱感、発赤、皮下出血班の有無を検査しています。